アメリカの8月の雇用統計は市場の予測を大幅に下回り、雇用の減速が鮮明となりました。
アメリカ労働省が5日に発表した8月の雇用統計によると、景気の動向を反映する非農業部門の就業者数は、前の月から2万2000人増加し、7万5000人程度の増加を見込んでいた市場予測を大きく下回りました。
また、失業率は前の月から0.1ポイント上昇し4.3%でした。
金融市場ではFRB(連邦準備制度理事会)が利下げに踏み切るとの見方が強まっていて、5日の外国為替市場では発表後に円高が進み、円相場は一時1ドル=146円台後半まで上昇し、ニューヨーク株式市場のダウ工業株平均は一時、取引時間中の最高値を更新しました。