ツアー史上最難関のモンスターコース「富士桜カントリー倶楽部」で開幕した、ロピアフジサンケイクラシック。
雄大な霊峰富士の麓で数々のドラマが生まれてきた。

◆ぶれないパッティングが武器の清水大成

今大会の主役候補の一人が、5月に行われた国内メジャーのひとつ、「日本プロゴルフ選手権」でツアー初優勝を果たした清水大成。

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大会前日のプロアマトーナメントで見事なパットを決めて笑顔を見せた。このパッティングが清水の武器。 2024年には、平均パット数で国内ツアーの歴代最高記録を樹立している。

「パッティングは軸をぶらしたらダメ」

小学生の頃にはゴルフの他にサッカー、水泳も経験するなどスポーツ万能の清水。

2023年のオフからは体幹を意識したトレーニングを開始。

鍛え上げた強い体幹がブレのないフォームを生み、パッティングの再現性を高めている。

清水:
「パッティングは軸をぶらしたらダメなので今ここでやっているトレーニングも理にかなっている」

“モンスターコース”と名高い富士桜。その難しさの要因のひとつが、富士山からの傾斜が特徴のグリーンだ。

清水:
「今週は特にグリーンが難しいのでグリーン上で武器であるパターを生かせられたらいいと思う」

日本一のパッティングでモンスターコースに挑む!

今シーズン2勝の生源寺龍憲 

もう一人の主役候補は、「日本プロゴルフ選手権」で清水と優勝を争った生源寺龍憲。

清水とは同学年だ。

今シーズンの開幕戦「東建ホームメイトカップ」で初優勝を飾ると、6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP」で早くも2勝目。今シーズンただひとり、複数回優勝を達成している。

賞金ランキングでもトップを独走中の生源寺。

その飛躍の秘密はドライバーにあった。

飛躍へ、データから導き出しのは…

身長162センチとプロゴルファーの中では小柄な生源寺だが、ドライバーの平均飛距離は約300ヤードを誇る。

この飛距離を手にするまでのプロセスは実にユニークで…

生源寺:
「シード選手とその当時のデータを全部入れ、賞金とどう相関があるのかというのを出した」「距離が出る選手は多く稼げているという相関があった」

データを分析し導き出したの飛距離の重要性。科学的な観点からもフォームを見つめ直すなどし、3年でおよそ20ヤードも飛距離を伸ばすことに成功した。

今シーズン大きな飛躍を遂げた生源寺だが、実は書道も七段の腕前。

大会へ向け、ドライバーを筆に持ち替え目標をしたためてくれた。

「モンスターコース、難コースなので自分のゴルフで攻略したい」

~富士桜にはドラマがある~今年も熱い戦いをお見逃しなく!

◆◆ロピアフジサンケイクラシック 放送スケジュール◆◆
・9月5日(土)第3日 午後1:35~2:50 LIVE(全国ネット)
・9月6日(日)最終日 午後1:30~3:00 LIVE(全国ネット)
地上波フジテレビ系列生中継

【9月3日「αすぽると!」より】