福岡県久留米市で野生のイノシシの死骸が見つかり5日、家畜伝染病の豚熱に感染していることがわかりました。
今年、福岡県内での豚熱の感染が判明したのは4例目となります。
県によりますと2日、久留米市で野生のメスのイノシシが死んでいるのが見つかり、検査したところ5日に豚熱の感染が確認されたということです。
県内の豚熱は8月に久留米市で44年ぶりに野生イノシシの感染が確認され、その後も久留米市とうきは市で野生イノシシの感染が判明し、今回が4例目となります。
今回死骸が見つかったのは1例目と2例目の野生イノシシが発見された場所に近い場所でした。
県は畜産関係者に衛生管理の徹底を呼びかけています。
豚熱は豚やイノシシに強い伝染力がありますが、人に感染することはなく、仮に豚熱にかかった豚の肉や内臓を食べても人体に影響はないとして、県は冷静な対応を呼びかけています。