愛知県春日井市の名鉄小牧線の踏切で9月4日、70歳の男性が運転する車が線路に誤って侵入しました。防犯カメラが、その一部始終をとらえていました。
名鉄などによりますと、4日午前8時15分ごろ、名鉄小牧線・春日井駅近くの踏切から線路に乗用車が侵入しました。乗用車は線路のレールを跨ぐように止まり、周囲には多くの作業員が集まっています。

小牧線は上飯田駅と小牧駅の間でおよそ2時間半にわたり運転を見合わせ、およそ6000人に影響が出ました。
防犯カメラの映像には、乗用車は踏切の中で方向を変えて線路に入り、車体を揺らしながら数メートル進み、一度は停車しますが、再び前進します。

後続車の運転手が慌てて駆け寄り、踏切の非常ボタンを押したとみられる様子も映されています。

その後、乗用車の運転手は作業服姿の人に支えられながら、線路内をゆっくりと歩きます。遮断機が降りてきますが、無事線路の外に出ることができました。
乗用車を運転していたのは70歳の男性で、現場で東海テレビの取材に応じ「踏切を渡った先の道を曲がるつもりが、間違えて早く曲がってしまった」と話しています。