災害への備えと対応です。
地震による孤立集落への被災者救助など陸と空からの救助を多角的に行う訓練が、9月4日鳥取県湯梨浜町で行われました。

4日の訓練は鳥取県と鳥取中部地域の広域連合から消防隊員などが参加し、震度6強の地震で孤立集落が発生したとの想定で行われました。

消防隊員はまずドローンを飛ばして孤立集落の情報収集を開始。
取り残された人や負傷者の位置を確認したあと「水陸両用バギー」で救助に向かいました。

水陸両用バギーは冠水した道路やがれきだらけの場所などでも走行できる車両で、鳥取県内には1台あり、去年1月の能登半島地震では輪島市に派遣されて15人を救助したということです。

またヘリコプターによる救助訓練では、特に空と陸の部隊の連携による救助手順が確認されました。

湯梨浜消防署・山本耕二署長:
「空と陸での情報交換、連携によっていかに速やかに救出できるかがポイントとして訓練実施した。(空と陸の)両軸が回るように市民の期待にこたえられるように救出活動今後も行う」

関係機関ではこうした合同訓練などを通して災害現場の実態により的確に対応できる能力を磨いていきたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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