野菜が高い!夏の猛暑の影響でトマトや大根など一部の野菜の価格が高騰。
一方でお手頃な野菜は?スーパーの店頭価格を調べてみました!

9月も続く値上げラッシュ。
民間の調査会社「帝国データバンク」によると、9月値上げが予定されている食品は食用油やスナック菓子、アイスクリームなど1422品目に上ります。
特に家計を圧迫するのが…

買い物客:
「よく使うもの葉物野菜とか安くなるとうれしいです…」

野菜の価格高騰です。

まるごう川津店・八幡浩店長:
「例年に比べてトマト、ホウレンソウ、小松菜などの軟弱葉物、あとレタス類、このあたりが例年に比べて高くなっています」

松江市のこちらのスーパーマーケットでは、トマトが1個214円、大根が1本354円など、夏野菜の葉物、根菜類が去年の同じ時期に比べて1.2倍から1.5倍高くなっています。

まるごう川津店・八幡浩店長:
「8月の九州の大雨の影響もあり、収穫時期を迎えた野菜が全滅した地区もあり、さらに大きな被害を与えてしまった」

この夏の猛暑による高温障害や8月九州を襲った大雨で、収穫予定の野菜や今後植えられる苗などに被害がでたことから価格が高騰。今後も値段が下がる見込みはないとしてしばらく高値が続きそうです。

こうした状況からこの店では各商品を小分けにし、少しでも手に取りやすい価格になるよう工夫。
こうした小分け商品の売れ行きは好調だといいます。

一方で生育が順調に進み、例年よりお手頃な野菜もあります。

まるごう川津店・八幡浩店長:
「かぼちゃとかは比較的安定して今販売できております」

カボチャやナスなど高温に強い野菜は例年並みの価格で推移しているといいます。
また、去年秋から今年の夏の初めごろにかけて異常な高値が続いたキャベツ。
6月ごろから価格が安定し、きょう時点で247円と平年並みの価格になっていて、この価格はしばらく続く見込みです。

さらに気になるのが高騰が続くコメの値段です。

田中祐一郎記者:
「こちら令和7年度産の宮崎県産の新米ですが、価格を見てみると税込みで5379円と依然高止まりが続いています」

8月中旬ごろから入荷が始まった県外産の新米ですが、値段は落ち着くことなく、高値で推移しています。

まるごう川津店・八幡浩店長:
「去年でも5キロで3980円だったので、それを考えると1000円高くなっているので非常に高い印象」

猛暑の影響でコメの産地では収穫量が減ったり、品質に影響が出ている地域もあり、今後、安定した入荷ができるかは不透明な状況です。

今年の夏の記録的な暑さは食欲の秋に暗い影を落としています。

TSKさんいん中央テレビ
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