あさって 19 歳の誕生日当日に、「成年式」の儀式に臨まれる、秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さま(18)。
慣例では成年を迎える誕生日当日に儀式が行われますが、悠仁さまは当時高校 3 年生で、学業への影響などを考え延期されていた。
男性皇族の「成年式」は、二十歳で成人となった父・秋篠宮さま以来、実に 40 年ぶりとなる。
儀式の注目ポイントを皇室担当の専門記者が解説する。

■注目ポイントは「加冠の儀」
宮内庁によると、あさって(6日)の朝、まずお住まいの秋篠宮邸で、天皇陛下の使いから成年用の冠を受け取られる、「冠を賜うの儀」を行う。
その後、午前中に皇居宮殿で、「加冠の儀」(かかんのぎ)に臨まれたあと、成年の装束に着替え、馬車に乗って皇居内を移動。
皇室の祖先などを祭る宮中三殿を参拝される。
午後には燕尾服に着替え、天皇皇后両陛下に成年の挨拶をされる「朝見の儀」(ちょうけんのぎ) に臨まれ、その後、陛下から直接、日本の最高位である「大勲位菊花大綬章」を受け取られることも決まっている。
フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員は、「加冠の儀」が注目すべきポイントだと言う。
フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員:成年式の象徴的な行事というのは“加冠の儀”ということになります。加冠の儀というのは、未成年の装束に加えて、額に当てている冠、空頂黒さく(くうちょうこくさく※「さく」は巾に責)と呼ばれるものなんですけれども、それを取って、今度は青年の証である冠をかぶるという行事です。この空頂黒さくは、40年前、お父様である秋篠宮さまが使われたものを直しながら、今回使われるということです。
もう1つ、“加冠の儀”の中で冠をかぶった後、固定する紐をアゴの下で結ぶのですが、その余った紐を和ばさみで切ると、パチンという音がします。他の音が何もないので響き渡るので注目をしていただきたいと思います。
陛下が臨まれた際の映像が残っていますので見てみると、非常に厳かな雰囲気の中で、顎から耳の脇にかけて見える紐のような部分を切るとパチンという音がする。
青木源太キャスター:やっぱり音が印象的ですね。
フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員:ヒモも硬いですし、実は和ばさみというのも非常に力がいるはさみですので、力を込めてバッと切るところの音が、右と左に2回ほど聞こえるというものです。
陛下の同級生の方に聞いたことがあるんですけれども、切る時の音がパチンという大きな音だったし、刃物がすぐそばに来るということで、陛下が『ちょっと怖かった』ということを友達にお話しされたということがあったそうです。ですので今回は、首元に紙をあてて、2回、右と左を切る予定だと聞いています。

■姉・眞子さんは成年式に参加されず
悠仁さまの成年式には、姉の小室眞子さん夫妻も招待された。
宮殿で天皇陛下から冠を授かる「加冠の儀」には、行事を主催する秋篠宮ご夫妻が招待していたが、小室さん夫妻は遠方のアメリカに住んでいて、小さな子どももいることから、今回は出席を見送られたということだ。
青木源太キャスター:眞子さんにとっては、悠仁さまは弟に当たりますし、秋篠宮ご夫妻にとっての初孫にあたる(小室さん夫妻の)お子さんを、見せに行きたいという気持ちもあったとは思いますけれども…。
フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員:眞子さんとしては、遠方であるということは1つ大きいですし、あとお子さまが小さい。ことしの5月に誕生されたばかりですので、やはりそういったことも気になされているということだと思います。
ただ、ご両親としてご招待を出したということは、私どもが感じたのは、眞子さんに対してのいろいろな連絡ルートというのもお持ちなんだなと。
佳子さまと眞子さんは大変、きょうだいの中で仲がいい関係でいらっしゃると昔から有名で、ことしも佳子さまはブラジル訪問されましたが、以前、眞子さんも訪問したことがあったりして、いろいろなことで訪問国についても情報交換をされているようです。
ですから佳子さまと眞子さんというラインはあるんですけれども、ご両親からもいろいろな連絡をするルートというのもあるんだなというのは、私は感じたところです。

■悠仁さまは「○○に乗られる」 ○○とは?
成年式で成年皇族になられるわけですが悠仁さまは、春にも大きな節目を迎えた。
悠仁さまは今春、筑波大学に入学されたが、どのようなキャンパスライフを送られているのか?
「○○に乗られる」そうなので、解説してもらう。
フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員:今回、進学された筑波大学はキャンパスがとにかく広いところでいらっしゃるんですよ。ですから授業の間の移動というのも、歩いてだけでは行けないというので、どうやら自転車を使っていろいろと移動されているようです。
悠仁さまは一応、大学入学の前までには車の運転免許取られていらっしゃるんですけれども、車を購入されたなどの話も聞かないですし、一番簡単な交通手段というのは自転車ということで、色々と自転車を使われてるという話を聞いています。

■赤坂御用地から大学までは片道1時間以上…通学はどのように?
そして筑波大学のキャンパスは、都心からだと1時間以上かかってしまう。どのように通学をされているのだろうか。
フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員:当初から東京・赤坂御用地の家から茨城・つくば市まで、車で通学をするという話が出ていまして、そういう形だけで考えていたんですが、やはり色んなところで無理が出てくる。授業でも遅くなる可能性もありますし、色々なお付き合いで遅くなる可能性もあるということで、入学前までにはつくば市内に宿泊できる拠点というのを、1つ設けていらっしゃる。
現在は、車での通学と、つくば市に宿泊をしてという両方ですけれども、基本的には赤坂から通っていらっしゃるという話で聞いています。
サークル活動については、「明確に入ってるか、入っていないかという情報はないんですけれども、筑波大学というのはとにかく広く、寮生活をする方がたくさんいらっしゃる。その中で寮でのコミュニティもできるわけですけれども、悠仁さまのように通ってらっしゃる方のコミュニティは授業だけになってしまうので、サークルなどにも入られて、色々な中でのコミュニティを広げられているのではないか」ということだ。
フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員:高校時代はバトミントン部に入られていたということもありますので、体育会系というようなことに関しても、いろいろとやられてるんではないかなと。まだ明確な情報は出ていないんですけれども。
青木源太キャスター:今後どんな研究を大学でされていくかもですし、サークル活動、課外活動も含めて、いろいろな出会いがあると思います。悠仁さまのキャンパスライフ楽しみにしております。
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年9月4日放送)
