滋賀県大津市のタワーマンションで７０代の夫婦が殺傷された事件で、警察は、山梨県の樹海で死亡していた夫婦の息子を殺人などの疑いで書類送検しました。
殺人などの疑いで書類送検されたのは、岩崎真容疑者（当時５０）です。
警察によると岩崎容疑者はことし２月、大津市のタワーマンションの一室で父親の安三さん（７８）の頭や顔などに暴行を加え、殺害したなどの疑いが持たれています。
また、岩崎容疑者の母親（７４）も、同じマンションのエレベーターホールで、殺害しようとした疑いがもたれています。
警察は、岩崎容疑者の写真を公開し行方を探していましたが、ことし５月、山梨県の青木ヶ原樹海で死亡しているのが見つかりました。
岩崎容疑者は犯行後、マンションの室内にあったダウンジャケットを着て逃走し、一度自宅に帰った後、山梨に向かったということです。
警察は、容疑者の死因や動機はわからなかったとしています。
