官邸内では、2日の両院議員総会のあと、「総裁選前倒し要求が過半数」になると警戒し、それを阻止する対抗策として衆議院解散論が浮上している。
総裁選前倒しの流れができつつあるなか、政治ジャーナリストの岩田明子氏は小泉進次郎農水相への取材から「総裁選出馬に意欲はある」との感触を持ったという。

■「解散権ちらつかせ」は半ば脅し
【岩田明子氏】「政局が立ち行かなくなると、半ば脅しのような形で解散権をちらつかせるという手法はあるが、なかなか実行に移すのは難しい。それから解散する大儀がない」
Q麻生元首相が総裁選前倒しに賛成の意向を表明した影響は?
【岩田明子氏】「いまは総裁選前倒しに賛成している議員は若手が中心ですが、『ポスト待機組』や参議院議員が前倒しに慎重姿勢なんですね。万が一、過半数にいかなくて石破内閣が続いてしまったときにポストが来なくなるという恐怖感がある。
ただ麻生さんが賛成を明言したことで、麻生派の議員は後ろ盾を得たことになるので、賛成票を投じやすくなる」

■小泉農水相 「保守色を強める政策を打ち出すのでは」
Q小泉進次郎に個別に取材した?
【岩田明子氏】「はい。農水大臣という立場上、いろんなことは明らかにしていませんが、個別で取材をしてみると、(総裁選出馬に)意欲はあるとみられる。
去年とは違う戦い方をする、去年とは違うカラーを出す、もう少し保守色を強める政策を打ち出す、という意欲を感じた」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2025年9月4日放送)
