運転免許証の更新をするため視力検査を受けていた女性から1万円を盗んだとして、竹原警察署の巡査長の男が逮捕・送検された事件で、男は、別の町民からも現金を盗んでいた可能性があることがわかりました。
竹原警察署・交通課の巡査長増本慎也容疑者(31)は、今年6月下旬、当時勤務していた大崎上島分庁舎で、免許更新のため視力検査を受けていた78歳の女性から1万円札を盗んだ疑いがもたれています。
増本容疑者は調べに対し「私がしたことに間違いありません」と容疑を認めています。
捜査関係者への取材で、今年3月、免許更新のために分庁舎を訪れた高齢男性が、視力検査を受けたあとに現金10万円をなくしたと被害届を出していて、警察は、増本容疑者が盗んだ可能性があるとみて捜査している事がわかりました。
警察は、増本容疑者が犯行を繰り返していた可能性があるとみて捜査するとともに、分庁舎での免許更新の体制に不備がなかったかを調べています。