各地で猛暑日の最多記録記録が更新されていますが、猛暑の影響で意外な「異変」が
現れています。

それは「蚊に刺される」ことが減っているというのです。


■ホームセンターでは「殺虫剤」の売上げが10%減

ホームセンター「コーナン」では、6月から8月までの蚊の殺虫剤などの売上が去年と比べ1割減少したといいます。

【コーナンJR宇治駅北店・増田友則店長】「個人的にも蚊の発生が少なくなっていると感じているので、お客さんのお買い上げにもつながっているのかなと」


■蚊の活動量は「温度」で変わる

害虫防除技術研究所では、蚊を24度の箱と35度の箱にそれぞれ10匹ずつはなし、箱の中に手を入れ、蚊に刺される回数に違いがあるのか実験しました。

結果は...

35度の箱の中では、まったく刺されませんでしたが、24度の箱の中では3匹の蚊に刺されました。

■猛暑の恩恵も涼しくなる10月までは注意

蚊は、25度から30度の気温が快適と感じ動きが活発になる一方、35度以上になると活動量が減って、吸血意欲が減退するといいます。

猛暑の思わぬ利点ともいえそうですが、害虫防除技術研究所の白井良和所長は「気温が下がると蚊の活動量がが活発になるため、これから(蚊に刺されの)ピークを迎える可能性もあり、10月下旬までは対策が必要だ」と指摘します。

異常な暑さは、こんなところでも私たちの生活に大きな影響を与えています。

(関西テレビ「newsランナー」2025年9月3日放送)

関西テレビ
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