「特急列車が運休になっている影響でみどりの窓口には切符の変更を求めて多くの人が列を作っています」(阿部空知記者)
北海道南部の森町のJR函館線、石倉と森駅の間で、土砂が流入した線路。
9月2日午後10時30分ごろ、普通列車が倒木と接触し土砂の流入も確認されたため、9月3日、森と長万部駅の間で始発から一時運転を見合わせました。
午後1時50分ごろ運転は再開しましたが、この影響で、特急10本を含む17本が運休となりました。
「朝からあたふたしてどうしようと。会社とバス会社にずっと電話している」(札幌に社員研修に行く人)
一方、記録的な雨に見舞われた函館市内は、9月3日も現場には大量の土砂が。
住民は朝から片づけに追われました。
「生まれてから68年住んでいた。人は天変地異からは逃れられないね。落ち込んでばっかりもいられない、進んでいくしかない」(被害にあった住人)
さらに影響はコンブ漁にも。
こちらではコンブを干していた小屋の一部が床上浸水したといいます。
「もうダメ泥ついたから廃棄処分」(コンブ漁師)
市内では小学校が臨時休校になるなど、現場には大雨の深い爪痕が残されています。