派遣労働者に総額およそ1700万円の賃金を未払いか。人材派遣会社の社長を労働基準監督署が逮捕しました。
豊田労基署に逮捕・送検されたのは、愛知県豊田市の人材派遣会社「ネクセル」の社長の男(35)です。
労基署によりますと、男は去年9月からの2カ月分の定期賃金、あわせて1668万円ほどを、ベトナム人などの派遣労働者38人に支払わなかった疑いが持たれています。
去年11月に労基署に相談があり未払いが発覚していて、行政指導後も是正の見込みがなく、金額が大きいことなどから逮捕に至りました。認否は明らかにされていません。
会社は経営が悪化し去年12月に事実上閉鎖していて、159人に少なくとも7800万円の未払いが確認されているということです。