今年7月の富山県内の有効求人倍率は7カ月連続で上昇しました。
富山労働局によりますと、有効求人数は前の月より1.5パーセント増加し、求職者数は0.1パーセント減少しました。
その結果、有効求人倍率は1.52倍と前の月より0.02ポイント上昇しました。7カ月連続の上昇です。
産業別の新規求人数は去年の同じ月と比べて「卸売業・小売業」「建設業」で増加した一方、「金融業・保険業」「宿泊業・飲食サービス業」で従業員の定着などによって減少しました。
富山労働局は県内の雇用情勢について「求人が求職を上回って推移しており、持ち直しの動きがみられる」として、3カ月連続で判断を据え置きましたが、「物価上昇やアメリカのトランプ関税が雇用に与える影響について引き続き注意する必要がある」としています。