8月8日、大雨に見舞われた鹿児島県霧島市では、1カ月近くたった今もいまだ復旧作業が続く中、4日、台風が接近する予報にボランティアの現場でも不安の声が聞かれました。
4日朝、霧島市の国分総合福祉センターです。
大雨の復旧作業のため多くのボランティアが訪れていました。
8月8日、線状降水帯が2度発生し、900戸近くの住宅が被害を受けた霧島市。
霧島市の温泉施設では裏山の土砂が露天風呂に流れ込み重機が入れないため、手作業で土砂の撤去が行われています。
1カ月近くがたった今も作業は終わらず、ボランティアたちはスコップでかき出した土砂をバケツリレーで運び出していました。
派遣されたボランティア
「(ここに来たのは)3回目ですね。最初の時は一面が高さ30cmぐらいの土砂で埋まっていた。7~8割ぐらいは取り除けたと思う」
霧島市では8月は毎日ボランティアの派遣を行っていましたが、9月に入り水、金、土、日に減らしました。
それ以外の日程を助けが必要な場所の調査にあてるためで、被害状況を吸い上げた上で、ボランティアを派遣できるようにしました。
引き続き復旧作業が続く中、熱帯低気圧が台風に発達し、4日にかけて県内に接近することが予想されています。
ボランティアからも不安の声が聞かれました。
派遣されたボランティア
「心配です。ブルーシートを砂の上にかぶせて再度崩れないように注意しようかなと思う」