自民党が参議院選挙の総括を終え、森山幹事長ら四役は石破首相に対し、辞任の意向を伝えました。
総括を終えたことで、総裁選挙の前倒しを巡る手続きが始まりました。
麻生最高顧問は前倒しを求める意向を固め、3日、派閥の会合で自らの考えを明らかにする方針です。
総裁選管理委員会から議員への通知では、前倒しを求める場合、8日の午前10時から午後3時に、原則、議員本人が党本部を訪れ書面を提出することとしています。
関係者によりますと、麻生氏は前倒しを要求する意向を固め、3日午後に開く派閥の研修会で考えを明らかにする方針です。
43人の議員が所属する麻生派には前倒し反対の議員もいるため、賛同を呼びかけるものではないということですが、2日夜、新たに麻生派の高村法務副大臣がSNSで前倒し賛成の意向を示しています。
自民党・高市前経済安保相:
リーダーの責任の取り方というものについては、自分なりの考え方がございますので、意思表示はさせていただきます。
また、2024年の総裁選で石破首相と争った高市氏は2日夜、自身を支持する議員10人ほどと会食しました。
一方、岩屋外務相は訪問先のクウェートで「外交の停滞があってはならない。前倒しの必要はなく、そのような暇(いとま)はない」と述べました。