ユニクロが働く人のユニホーム事業に本格参入です。
小田急電鉄にピーチアビエーション、雪印メグミルクなど、企業のロゴやマークが入ったウエアの数々。
ユニクロを展開するファーストリテイリングは1日、ユニホーム事業を拡大させると発表。
2026年8月には、企業やスポーツ団体、学校など、2万件を超える受注を目指すとしています。
ファーストリテイリンググループ上席執行役員・柳井康治さん:
将来的にはグローバルにも本格的に展開したい。ユニホーム分野でも圧倒的ナンバーワンを目指したい。
従来の制服はそれぞれの仕様に合わせて制作するため、発注から納期まで時間がかかっていましたが、例えば、3日から新制服の着用を開始する乃村工藝社では、ノンアイロンのジャージーシャツや、エアリズムのポロシャツなどを採用。
定番商品の中から選んでプリントや刺しゅうで社名などを入れるため、導入までの日数やコストを抑えることができます。
またコロナ禍以降、家で仕事をする人が増え、リモートワーク時の仕事着に快適性や機能性を求める声が高まったことも後押しになったといいます。
現在、制服や仕事着として採用している企業からは「通気性と伸縮性、この2つで非常に作業効率が上がったことは間違いないと思う(雪印メグミルク)」や、「スーツで仕事をするよりは、こういった私服に近いではないが、ビジネスカジュアルにすることによって、お客さまから気軽に話していただけるようになったとか、僕らとしても自然体でお話しできるようになった(神奈川トヨタ自動車)」との声が聞かれました。
働き方が多様化しニーズも変化する中、“これまでの制服の概念を変えたい”考えです。
ファーストリテイリンググループ上席執行役員・柳井康治さん:
価格・デザイン性・着心地・機能性が高いなど、お客さまがユニホームに求めている機能が、ユニクロの通常の服の中にも既にあるというふうに考えると、商機としてはあるのかな。