10月、愛知県で行われる技能五輪全国大会の「時計修理」の種目に出場する長野県関係選手が、9月2日に県庁で公開訓練を行いました。

顕微鏡をのぞきながら作業する女性。行っていたのは腕時計の修理です。

作業が行われていたのは、長野市にある県庁1階の玄関ホール。10月行われる技能五輪全国大会に出場する県関係選手の公開訓練です。

23歳以下の若手がものづくりの技術力などを競う技能五輪。腕時計の不具合を見つけ出し、適切に修理する「時計修理」も種目の一つで、今年の全国大会には県関係8人が出場します。

時計産業は、県を代表する精密機械産業の分野で、「時計修理」の種目では県関係の選手が2年連続で金賞を受賞するなど好成績をおさめています。

公開訓練は、県のものづくりについて広く知ってもらおうと行ったものです。選手たちにとっても多くの人に見られながら作業することで、大会に近い環境での訓練となったようです。

シチズン時計マニュファクチャリング・中沢綺良莉さん(21):
「生産現場から出してもらったこともあるので、恩返しできる結果が出せたら」

セイコーエプソン・奥原蘭さん(21):
「去年は悔しい結果になってしまったので、今年はリベンジできるよう金賞を目指して頑張る」

技能五輪全国大会は10月17日から愛知県で行われます。

長野放送
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