札幌市から車で40分ほど。
今回の現場は、北広島市にある「ホクレンくるるの杜」。
ここの特徴は、“農業とふれあえる”ところ。
なじみのある野菜が畑で育っている様子を観察し、収穫して、食卓にのぼるまでの流れを体験できる。

さらに、新鮮な野菜をブッフェスタイルで思う存分味わえる農村レストランも大人気。
「おいしそうだなと思って。お野菜いっぱいで」
「(Q:おいしい?)うん」(いずれも来店者)

そんな「くるるの杜」にある、農産物直売所で“リアルめし”探し!
「どうやって食べるんだろうっていう話で盛り上がってます。初めてのものばかりだから楽しい」(来店者)
札幌市近郊で採れた新鮮な野菜を求めて来た人たちは、いったいどんな料理を作るのか?
一日張り込み調査、スタート!

「ご自宅でご飯を作るところ見せていただけないですか?」(ディレクター)
「ちょっとNGなんですよ」(来店者)
「ご飯作ってるところ見せてもらえないですか?」(ディレクター)
「いやーん、恥ずかしい、やめて~!」(来店者)
道民リアルめし調査隊!

お盆シーズンの直売所に行列
【午前10時 開店】
お盆シーズンに差し掛かったこの日。
家族や親せきにふるまうための買い出しをする人で、開店前から行列ができていた。

「このナスはこんなに買ってどうされるんですか?」(ディレクター)
「焼きナス。親戚が来るので」(来店者)
「お盆休みで?」(ディレクター)
「明日。近くだとこんな大きいナスなかなかないから。前回も来てすごくおいしかったから。でも何お料理がいいかなって、悩むよね。他に煮物でもしようかなと思って。フキとか、レンコンとか、ニンジンとか、いつものようなものです」(来店者)

カゴいっぱいの食材をチェックする、こちらの男性。
「お墓参りの帰りに」(男性)
仲良く家族3人でお買い物。奥様が持っているのは―。

「バジル。台所に置いて植えようかなと思って」(妻)
「どんな料理に使われますか?」(ディレクター)
「(夫が)料理担当」(妻)
「まあ、たくさんあったらジェノベーゼソースとか」(夫)
「オシャレすぎ」(ディレクター)

料理人のYouTubeチャンネルを参考にして、自宅でプロの味を再現することにハマっているそう。
「パプリカとナスとズッキーニでラタトゥイユを作ります」(来店者)

「お父様、オシャレな料理めっちゃ作りますね」(ディレクター)
「簡単ですよ。オリーブオイルにガーリックで香りを出して、そのあとに野菜を入れて、火が通ったら少しワインビネガーと塩コショウで」(夫)
「ご自宅でご飯作るところ見せていただけないですか」(ディレクター)
「放送するわけではないですよね?」(妻)
「がっつり放送させていただきます」(ディレクター)
「ダメかなぁ…」(妻)
がっつり断られてしまった…残念!

【午前10時30分】
「気になるんですけど、Tシャツ」(ディレクター)
「これはうちの犬のTシャツ。むぎちゃんとももちゃん」(来店した女性)
「自分で作ったんですか?」(ディレクター)
「そうです。かわいい」(来店した女性)

こちらの女性、ある野菜にドはまりして、直売所巡りをしているそうで―。
「手に取ってるのはなんですか?」(ディレクター)
「万願寺とうがらし。辛くないんです。いろんなところで万願寺とうがらしを探しに行って食べてます」(来店した女性)
産地によって、細長かったり、コロンとしていたり。
食感の違いを楽しんでいるという。

「魚焼きグリルで焼いて、しょうゆをかけて食べます。薄い表面の皮が、パチってなったらクタッてなる。“クタッにしょうゆ”が最高」(来店した女性)
よしっ!それはぜひ見せてもらおう!
「ご自宅でご飯作るところ見せてもらえませんか?」(ディレクター)
「やだぁ~」(来店した女性)
うーん、残念。

4時間経過― ここで救世主!
【午後2時】
リアルめし探しから4時間が経過。
「ご飯作るところを見せてもらえませんか?」(ディレクター)
「いま、実家に遊びに行ってて」(来店者)
「ノーです!」(来店者)
お盆シーズン。やはり皆さん忙しいようで、なかなかリアルめしにはたどり着けず。

【午後2時30分】
そんなとき、調査隊の目に留まったのは、またしても犬の服の女性!
「手に持ってるのなんですか?」(ディレクター)
「これ、マイタケです」(来店した女性)

「この状態で売ってるの珍しいような」(ディレクター)
「ここでいつもマイタケ買うんですけど。マイタケはブイヤベース的なものに入れて、トマトソースにお魚と一緒に、タマネギとか夏野菜入れて。いま暑いからあまり火は使いたくないけど、ブイヤベースだったらパパっと」(来店した女性)
新鮮野菜たっぷりのスープめし、お目にかかることはできるのか―
「料理見てみたいんですけど、自宅まで行って見せてもらえませんか?」(ディレクター)
「うちめっちゃ汚いから…。引くと思うよ?いや、全然いいですけど」(来店した女性)
控え目にOKしてくれたのだが―。

愛犬と暮らす美映子さんの「サマーベジタブルスープ」
「Hello!How are you doing today?」
自宅へ伺うと、キャラが一変!
「本気でこれやるんだったら」

「グレートサマー…」(ディレクター)
なぜか突然始まった英語レッスン。
「アイスティル…エダマメ…言うのよ」
「あ、私が?」(ディレクター)
リアルめし…見せてもらえるのか?

札幌市豊平区に住む、本射美映子さん 63歳。
愛犬のメリーちゃんと一緒に暮らしている。

「くるるの杜で買った最高においしいマイタケ。すごくない?きょうはブイヤベース作ろうと思って。キノコとかでいっぱいダシが出るから」(美映子さん)
ブイヤベースは、フランス発祥の魚介類のスープ料理。
その魚介というのが―。
「(アジは)切らないでそのまま入れちゃう。イワシも入れちゃって。そのまま入れちゃう」(美映子さん)

「もう味ついてるんですね。イワシ」(ディレクター)
「普通そういうの入れないじゃん」(美映子さん)
「すごい」(ディレクター)
「このままでいいよ」(美映子さん)
独特な世界観を持つ美映子さん。その正体は?
「英語の先生。英語の先生が本職です」(美映子さん)

とにかく世界を旅することが大好きで、海外で自然と身につけてきた生きた英語を教えたいという思いから、25年間、英会話講師をしている。
時には生徒を自宅に招いて、手料理を振る舞ったり、誰かのために作ることが好きだという。
「友達が食べてくれるのが好き。大雑把な料理しかしないから。体にやさしいものを作って。”みーたん”の…“みーたん”ってみんなに呼ばれてるんですけど、近所の子どもから“みーたんばあちゃん”って呼ばれていて。孫も子どももいないですけど、友達の子どもがみーたんって来てくれるから、うれしいです」(美映子さん)

10種類の野菜をたっぷり入れて、トマトソースやシナモンなどで味付け。
スープには隠し味で、カレー粉を入れる。

「カレーの恩返し。カルダモン、クミン、コリアンダー、ターメリック。スープにカレー粉を入れるのは、カナダの友達に教えてもらった。カレー粉って体に良いし、臭みも取れるし」(美映子さん)
「名づけて何スープですか?」(ディレクター)
「サマーベジタブルスープ」(美映子さん)

栄養満点!みーたんの“サマーベジタブルスープ”が完成!

「ポジティブみーたんめし」でつながるご近所の絆
「これをお隣さんに。お隣さんが元生徒で、結婚して子ども3人いるのでスープとか作ると必ず届けるの」(美映子さん)
「この状態で?」(ディレクター)
「そう、とんとんって。窓から。これフィッシュスープだから、骨だけ気を付けて」(美映子さん)
「みーたんばあちゃんのスープ好きでしょ?」(美映子さん)
「うん」(子ども)
「かわいくてかわいくてしょうがないの。親からして。親も子どもも」(美映子さん)
「みーたんさんの料理はどんな感じですか?」(ディレクター)
「元気の源。それがみなぎるから生きていける」(お隣さん)

さらに―。
「ハロ~!」(美映子さん)
やってきたのは、みーたんに負けず劣らず、個性的なお二人。
「とんとこ亭タイ子と、笑くぼ家みるきぃ」(美映子さん)
「ちょっと情報量が多すぎて」(ディレクター)

聞けば、趣味の落語仲間だそう。
「スパイスもきいて、おいしい。あと、なた豆すっごい体に良いから。玄米です。まるさん、まだあるからね?」(コミュニティ楽時男)

こうやって人とコミュニケーションをとる時間が、なにより幸せ。
「みーたんさんの魅力は?」(ディレクター)
「歩くポジティブ」(コミュニティ楽時男)
「きょうも楽しかった。いろんなお話もできて。知らない人とお話できて、楽しいです」(美映子さん)

毎日飲んでるというトマトジュースや野菜をお土産にいただいた。
今回の「道民リアルめし調査隊」では、みんなに元気を与える“ポジティブみーたんめし”に出会えうことができた。
