イランは27日、IAEA(国際原子力機関)の査察官が原発での作業を監督するため入国したと明らかにしました。
イランのアラグチ外相は27日、IAEAの査察官が南部・ブシェール原発で燃料の交換作業を監督するために入国したことを明らかにしました。
イランは2025年7月、アメリカなどによる核施設への攻撃をIAEAが非難しなかったとして協力を一時停止する法律を施行しましたが、国防・外交政策を統括する最高安全保障委員会が入国を承認したということです。
イギリスやフランスなどはイランによる核開発への懸念から制裁発動を示唆していて、柔軟な姿勢を示す狙いがあるとみられます。
一方で、アラグチ外相はIAEAとの新たな協力の枠組みは承認されていない、とも話していて、アメリカなどの攻撃を受け被害が出たとみられるナタンズの核施設などへの視察が行われるかは不明です。