飲酒運転の撲滅を多くの人に訴えるキャンペーンが、福岡市のベスト電器スタジアムで開かれました。
このキャンペーンは、25日からの「飲酒運転撲滅週間」に先立ち、アビスパ福岡と清水エスパルスの試合開始前に、スタジアム周辺などで開かれました。
来場者は、飲酒した状態を疑似体験できる「飲酒ゴーグル」を試し、その危険性を実感していました。
さらに特設ステージには14年前、事故で高校生の息子を亡くした山本美也子さんも登壇し、飲酒運転撲滅を訴えました。
◆山本美也子さん
「飲酒運転は犯罪ですので止められる犯罪です。なので飲酒運転を見かけたらもちろん110番をしていただきたいですし、自分たちも『しない』『させない』『許さない』、そして『見逃さない』を徹底していきたいと思います」
警察によりますと、県内で去年発生した飲酒運転による事故の件数は、前の年より9件多い96件で、6年ぶりに増加へ転じているということです。