三重県亀山市の臼杵山で8月22日、登山中に行方不明になった70代の男性が、心肺停止の状態で発見されました。
警察によりますと、22日、亀山市の臼杵山に1人で登っていた市内に住む72歳の男性が、夜になっても帰ってこないと妻から110番通報がありました。
警察と消防が23日早朝から捜索を行ったところ、午前7時ごろに登山口からおよそ600メートル離れた小川で、男性が心肺停止の状態でうつぶせで倒れているのが見つかりました。
発見場所から10メートルほど崖を登ったところに登山道があり、警察は男性が足を滑らせて崖下に転落した可能性もあるとみて調べています。
臼杵山には石水渓(せきすいけい)と呼ばれる景勝地があり、多くの観光客が訪れるということで、警察はグループ登山を心掛けるなど、遭難防止の注意を呼びかけています。