愛知、岐阜、三重の動物園や水族館では、この夏も赤ちゃんたちの姿が注目を集めています。全身真っ白なサルの赤ちゃんや、愛らしいチンパンジーにツキノワグマ、さらにはウミガメやタツノオトシゴまで。今しか見られない姿に出会えるチャンスです。

■全身真っ白なサルの赤ちゃん
愛知、岐阜、三重で会いに行ける動物の赤ちゃんをご紹介します。
まずは、愛知県犬山市の「日本モンキーセンター」で2025年7月16日に生まれたアビシニアコロブスの赤ちゃん。イダテンと名付けられたこの赤ちゃんは、全身が真っ白です。
白いイダテンに対し、群れの仲間は生息地のアフリカで“神の使い”と言われる所以となった、美しい白と黒のツートンカラーです。

日本モンキーセンターの担当者:
「群れの仲間が、赤ちゃんと認識しやすくするために、真っ白になっていると言われています。生まれて3カ月後ぐらいから、だんだんと毛の色が大人に近づいていきます」

1つ年上の兄・イエモンも、生まれた時は真っ白でしたが、2カ月後にはだんだんと黒くなり、9カ月後にはすっかり大人と変わらないツートーンカラーになりました。

真っ白な姿を見られるのは、わずか3カ月ほど。会いに行くなら今がチャンスです。
■名前はカズキに…東山動植物園のチンパンジー
2025年6月、愛知県美浜町の「南知多ビーチランド」でカリフォルニアアシカの赤ちゃんが生まれました。 今はお母さんの後ろをついて行くなど、色々なものに興味を示しています。

一方、名古屋の「東山動植物園」で、2025年5月に生まれたチンパンジーの赤ちゃんは、カズキと名付けられました。 母親カズミと兄リキの名前を組み合わせてカズキに。愛らしい姿で、早くも園の人気者になっています。

さらに、岐阜県高山市の「奥飛騨クマ牧場」では、2025年2月にかけてツキノワグマの赤ちゃんが10頭生まれました。

哺乳瓶から夢中で飲んだミルクでお腹いっぱいになったのか、すやすやと眠る可愛らしい表情も。

あれから約4カ月。雄のヤエキチの体重は当時のおよそ6倍以上の約10キロに成長。すっかり大きくなりましたが、まだまだ甘えたい盛りです。
■水族館の赤ちゃんたち
「名古屋港水族館」では、2025年7月に29匹のアカウミガメの赤ちゃんが誕生しました。

日本で唯一ウミガメの研究施設を持つ名古屋港水族館では、育てたウミガメを海へ放流するなどの保護活動も行っています。

さらに、三重県の「伊勢シーパラダイス」では、日本の水族館で最も多い9種類のタツノオトシゴを見ることができます。2025年7月から8月にかけて3種類のタツノオトシゴが誕生しました。ここでは、日本で唯一タツノオトシゴと触れ合うことができます。