福岡市は22日、市内の10歳未満の女児1人が新たにはしかに感染したと発表しました。
また、この患者が不特定多数の人と接触したおそれのある施設も公表し、利用した人は健康状態に注意するよう呼びかけています。
新たに感染が確認された10歳未満の女児は8月20日に発症し、発疹の症状を訴えています。
海外渡航歴はなく、ワクチンは1回接種しているということです。
また、市はこの患者が8月20日午後7時~8時ごろにかけて福岡県新宮町の「メガセンタートライアル新宮店」を利用したと明らかにしました。
市は、この日時に利用した人は、21日間ははしか発症の可能性を考慮し、健康状態に注意するとともに、疑われる症状が出た場合には事前に医療機関に連絡の上、マスクを着用して医療機関の指示に従って受診するよう呼びかけています。
またこの際、公共交通機関の利用は控えてほしいとしています。
はしかウイルスは感染力が極めて強く、空気感染もし、感染して10~12日後に、発熱やせきなどの症状が現れ、38℃前後の発熱が2~4日続いたあと、口の中に1ミリ程度の白い小さな斑点(コプリック班)が出現し、いったん体温は下がりますが、再び高熱が出るとともに赤い発疹が全身に広がるということです。
手洗いやマスクだけでは予防できないため、市は予防接種の接種を呼びかけています。
県内で8月に確認されたはしか患者は8人となります。