福島県須賀川市の夏の風物詩「釈迦堂川花火大会」が8月23日に開催される。約8000発の花火が夜空を彩るこの一大イベントを支えるのは、地元花火職人たちの熱意と細心の安全対策だ。10万人を魅了する花火の舞台裏に迫った。

福島県有数の花火大会
釈迦堂川の花火大会には毎年、福島県の内外から約10万人が訪れる。約8000発の花火が夜空を彩る花火大会を前に、花火を手がける須賀川市の糸井火工では、職人たちが総出で準備を進めてきた。

音楽に合わせた『創作花火』や短時間に連続で打ち上げる『スターマイン』などが花火大会の見どころで、職人たちは花火がきれいに何よりも安全に打ち上がるよう細心の注意をはらってきた。
より安全な打ち上げのために
2025年8月4日、神奈川県で開催された花火大会では、花火が暴発し打ち上げ用の台船2隻が燃える火事が発生した。
糸井火工では、事故防止のため会場に設置した花火の打ち上げ台を支柱に入念に固定。また、打ち上げる花火の種類によって固定の仕方を工夫するなど、安全管理を徹底している。

糸井火工の小笠原圭一朗さんは「安全第一なので、安全に消費できてお客様に喜んでいただけたら幸い」と語る。
釈迦堂川では、8月23日午後6時40分から、花火の打ち上げが始まる。
(福島テレビ)