ヤンバルテナガコガネなど希少な生き物の密猟を防ごうと、世界自然遺産に登録されている沖縄本島北部で21日、合同パトロールが実施されました。

本島北部には絶滅危惧種のヤンバルテナガコガネが生息していて、2024年に密猟が疑われる事案が発生しています。

21日に実施された合同パトロールには、環境省の職員など関係機関の32人が参加しました。

密猟目的の罠が仕掛けられていないかや、不審な車がないかなど、5つの班にわかれて周囲をくまなく見て回りました。

沖縄奄美自然環境事務所野生生物企画官 若松佳紀さん:
やんばる地域は絶滅危惧種の生き物が多く生息していて、個体数が少ない生き物も多いので、そういった物がとられて持ち去られてしまうことは、種にとって大きなダメージになってしまうおそれがある

この日のパトロールでは罠などは確認されなかったということです。

環境省は今後も関係機関で協力し、希少な生き物を守っていきたいとしています。

沖縄テレビ
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