大阪メトロの運転見合わせで万博会場で多くの人が帰宅困難となった問題で、博覧会協会は自家用車で迎えにくることを認めるなど改善策を発表しました。
今月13日の夜、大阪・関西万博への唯一の鉄道ルートである大阪メトロ中央線が停電で運転を見合わせ、会場周辺に多くの人が滞留する事態になりました。
博覧会協会によると、当時、およそ1万1000人が万博会場で一夜を明かしたということです。
またアナウンスが十分にされなかったり、待機場所や水などの提供が遅れたりする問題が生じていましたが、博覧会協会はその改善策について発表しました。
【博覧会協会高科淳副事務総長】「交通障害のような事態でも災害対策本部を設置することとし、速やかに情報発信の責任者を任命する」
今後は交通障害の時でも災害対策本部を設置し、日本語と英語による情報発信や、水やおむつ、モバイルバッテリーなどの提供を迅速に行うということです。
さらにこれまで認められていなかった自家用車での迎えも解禁し、舞洲P&R(パークアンドライド)駐車場などを活用するとしています。
博覧会協会は、大阪メトロなど関係機関との連絡体制を改めて確認するとしています。
(関西テレビ「newsランナー」 2025年8月22日放送)