皇室の護衛などにあたる皇宮警察。いま「新しい風」が吹き始めている。

大学生らが真剣に見つめる先にあるのはサイドカー。

これは初めて公開された皇宮警察の見学ツアーだ。
天皇陛下の即位の際のパレードでもこのサイドカーが使用された。

そして、新しく着任した外国の大使が天皇陛下にあいさつをする「信任状捧呈式」。
皇居に向かう馬車の列を護衛するのが皇宮警察などの騎馬隊だ。
22日の見学ツアーはその馬たちとふれあう場面もあった。

参加した高校生たちは「間近で見てみて、スケールというか、キチッとした感じが肌で感じ取れてよかった」「かっこいい職についてみたいなという思いが強まりました」などと話した。
1886年に発足した皇宮警察は2026年に創立140周年を迎える。

歴史と伝統ある皇宮警察でいま「新しい風」が吹いている。
その一つが創設記念日の2025年5月1日に開設したインスタグラムだ。

今回の見学ツアーの告知や馬たちの普段の様子などがアップされている。
このような新しい試みを行っていることについて、皇宮警察の広報担当者は「次世代の人たちにも広く仕事を知ってもらいたい」と話した。

「皇室をお守りする」という伝統を、皇宮警察は新しい形でもつないでいる。
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