太平洋戦争末期、疎開船・対馬丸が米軍の攻撃を受け沈没した事件から、きょうで81年となります。那覇市の小桜の塔では慰霊祭が執り行われています。
1944年8月22日、那覇から九州へと向かっていた疎開船・対馬丸は、米潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没、名前が分かっているだけで1484人が命を落としました。
対馬丸の悲劇から81年を迎えるきょう、那覇市の小桜の塔では慰霊祭が執り行われています。
対馬丸記念会 高良政勝代表理事:
私たちが為すべきことは、犠牲となられた方々の無念を忘れず、戦争の悲惨さと命の大切さを語り継ぐことです。そして、争いのない平和を願い、次の世代へとつなげていくことこそが、亡くなられた方々への供養だと思います
参列者は対馬丸事件を後世に伝え、二度と悲劇を繰り返さないと平和の誓いを新たにしていました。