神奈川・横浜市で開催されているTICAD(アフリカ開発会議)がまもなく閉会します。
会議の成果について、フジテレビ政治部・若田部遥記者が中継でお伝えします。
今回の会議の成果として、官邸幹部は「日本とアフリカの連携強化」に加え、「石破首相の存在感向上」を挙げています。
石破首相:
日本は、アフリカの皆さんと共に笑い、共に泣き、共に汗をかきながら、アフリカが直面する課題の解決に1つ1つ取り組んでいきます。
閉会式では、人材育成などでの協力を盛り込んだ「横浜宣言」が3日間の成果として採択されました。
一方、30以上の首脳会談もこなした石破首相は、周辺から「外交力が急激に高まり、就任初期とは大違いだ」「一切手を抜かず、誠実に外交と向き合っていた」などと高い評価を得ています。
石破首相は23日に来日する韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領を皮切りに、9月にかけてインドやイタリアなど数カ国の首脳と立て続けに会談する予定です。
“外交の石破”として面目躍如を果たしたいところですが、自民党内からは「外交と政局は全く関係ない」と冷ややかな声もあり、“石破おろし”の局面を打開できるかは不透明です。