政府は宮城県に設置している復興局を、今年度で廃止する方針を固めました。
政府は2012年、東日本大震災からの復興事業を統括する復興庁を発足させ、その出先機関として宮城、岩手、福島に、復興局を設置しました。
復興庁によりますと、このうち、宮城県と岩手県については沿岸部の復旧やインフラ整備がほぼ完了したことから、今年度で廃止するということです。
被災者の心のケアや子供への支援など、中長期的に支援が必要な取り組みについては、復興庁に機能を集約させて対応するとしています。
一方、福島復興局については、原発事故の対応が続くとして、来年度以降も設置するということです。
この方針について、村井知事は冷静に受け止めたうえで、引き続き、必要な支援は続くことを強調しました。
宮城県 村井知事
「復興庁からサポートは継続してやっていきますと、安心してくださいという言葉をいただいている。県民のみなさまには心配なさらなくても大丈夫だとお伝えしたい」