20日、うるま市勝連のホワイトビーチ沖合で米海軍の輸送揚陸艦「ニューオーリンズ」が燃える火事がありました。
中城海上保安部によりますと、20日午後5時ごろ、米軍キャンプ・フォスターの緊急指令室を通じて「艦船で火災が発生した」と通報がありました。
米軍の要請を受けた中城海上保安部の巡視船などが出動して消火活動にあたり、米海軍第7艦隊は、21日午前4時に鎮火したと発表しています。
「ニューオーリンズ」は、佐世保基地に配備されている全長およそ200メートルのドック型輸送揚陸艦で、ホワイトビーチ沖合に停泊中でした。
船首の近くから煙が確認されたということですが火災の原因は分かっておらず、兵士2人が軽傷で搬送されたという事です。油の流出の情報は入っていません。
火災について玉城知事は「県民に不安を与えるもので大変、遺憾だ」と述べました。
玉城知事:
同艦船には弾薬が搭載されているという情報もあり、県民に大きな不安を与えるものであり、一歩間違えれば住民を巻き込む大惨事になりかねず、大変遺憾であります
県は引き続き、火災の状況について沖縄防衛局を通じて情報を収集するとしています。