20日未明に島根県の浜田港で、漁船が港の沖の防波堤に衝突する事故があり、乗組員11人が救急搬送されました。全員、命に別条はないということです。
事故があったのは、浜田市の浜田港の沖合約2キロにある新西防波堤で、20日午前0時半分すぎに地元の沖合底引き漁船「第二十八浜吉丸」から、「防波堤に衝突して、けが人が出た」と消防に通報がありました。
「第二十八浜吉丸」は、事故後も自力で航行して港に帰り、接岸後に乗組員11人全員が浜田市内の病院に搬送されました。
搬送された乗組員は、日本人8人、インドネシア人3人で、このうち2人が骨折の疑いで入院しましたが、ほかの9人は軽傷だったということです。
「第二十八浜吉丸」は、2か月半の休漁期間が終わった8月15日に浜田港を出港して、長崎県対馬沖で操業した後浜田に帰港する直前だったと見られ、この事故で浸水はしているものの、沈没の恐れはないということです。