ずらりと並んだのは、出雲市多伎町特産の「多伎いちじく」。
異例の猛暑を乗り越え、出荷を迎えました。

出雲市多伎町で8月21日朝、生産者やJAの関係者が集まり、出荷式が行われました。
出雲市多伎町で栽培されるのは「蓬莱柿(ほうらいし)」という品種。
糖度は15度から16度、上品な甘さとさわやかな酸味のバランスの良さが特徴です。

JAによると、2024年は玉太りが進む夏場に水不足となり、思うように生育が進まなかったことから、2025年は水やりの回数を増やし木の根本に草を敷くなど保水対策を徹底したことに加え、8月中旬のまとまった雨のおかげで一気に生育が進み、例年並みの大玉に仕上がったということです。
21日は約300キロが松江と米子の市場に向け、出荷されました。

JAしまね出雲地区本部・今岡翔哉相談員:
出荷が始まる前の段階でしっかりと雨が降ってくれたので、大玉で玉太りがよくて甘味もしっかり乗ったおいしいイチジクが今のところできてるかなと思います。

JAは10月下旬までのシーズン中、山陰や山陽、関西へ2024年の1.5倍のおよそ57トンを出荷、7000万円の販売を目指しています。

TSKさんいん中央テレビ
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