医療現場で看護人材の不足が続く中、県内60余りの医療施設などが参加して、20日、看護学生らを対象とした合同就職説明会が開かれました。
この合同就職説明会は、県内の医療施設などの人材確保を目的に県看護協会が2014年から毎年開催しています。
20日は、県内の病院や社会福祉施設など60あまりの施設が個別にブースを設け、県内外から参加した約100人の看護学生に、採用担当者らが日々の医療活動や働き方について説明しました。
県看護協会によると、説明会などの効果もあって看護職員の人数は少しずつ増えていますが、現場の医療施設は依然として人材不足に悩まされているといいます。
参加した施設の担当者は「人手は足りていない。家庭も持ちながらの仕事との両立は看護職員の課題」「看護師は介護職に比べると比較的、足りている状況ではある。それでも全体的には足りていない施設が多い」などと実情を話していました。
説明会に参加した看護学生らは、今回聞いた情報を基に今後、各施設の採用試験や面接に臨みます。