トランプ関税の影響がより鮮明に出てきています。アメリカ向けの輸出額が4カ月連続で減少しました。
財務省が発表した貿易統計で、輸出額から輸入額を差し引いた7月の貿易収支は1175億円の赤字でした。
赤字は2カ月ぶりです。
このうち、アメリカ向けの輸出額は前の年の同じ月に比べ10.1%減り、4カ月連続のマイナスとなりました。
特に自動車は28.4%の減少となりました。
アメリカの関税措置により販売価格が引き上がるのを避けるため、メーカーが単価の安い小型車の輸出を増やして対応した可能性があります。
自動車関税をめぐっては日米両政府が先月15%にすることで合意しましたが、引き下げ時期が明確になっておらず現在も27.5%の関税が課される状況が続いています。