コメ価格の高騰が続く中、2025年産の福井米の出荷が20日から始まりました。
出荷されるのは13日から収穫が始まった早生の品種ハナエチゼンです。
20日は、坂井市にあるJA福井県の集出荷施設で出荷式が行われ、JA福井県の齊藤雅幸組合長が「7月になって雨が降らないことを心配していた。例年より早めではあるがハナエチゼンの刈り取りができた」とあいさつ、稲刈りにちなんで、わら縄を鎌でカットし初出荷を祝いました。
JA福井県によりますと、ハナエチゼンの収量は平年並みで、少雨と猛暑の影響で品質にばらつきはあるものの、想定より良い品質だということです。
20日は一等米1080俵が県内外に出荷され、県内では当日中にスーパーなどの店頭に並びます。店頭価格は、JAが生産者に前払いする概算金がハナエチゼンもコシヒカリも2025年は2024年の1.7倍となっていて、高値が予想されています。
コシヒカリは9月10日から収穫が始まる見込みです。