大相撲の元幕内力士が、障害のある人などに交付される「駐車禁止除外指定車標章」を悪用した疑いで警視庁に逮捕されました。
元幕内力士の照強こと鈴木翔輝容疑者(30)は2024年7月、偽造された「駐車禁止除外指定車標章」を車に掲げ、自宅前の路上に停めていた疑いが持たれています。
警察官が、駐車の苦情を受けて駆けつけたところ、ダッシュボードに置かれた標章が光で反射するホログラムがない偽物と気が付き、発覚しました。
この標章は、障害がある人らに交付されるもので、掲示すれば、一定の条件のもと駐車禁止の場所でも取り締まり対象から外れます。
偽造された標章はすでに亡くなった人の名義で、鈴木容疑者は、「偽造された標章をカラーコピーして使用していた」「すぐに運転できる状況が便利で楽だった」と容疑を認めています。