小泉農水相は、随意契約で売り渡された備蓄米について、8月末としていた販売期限を延長することを正式に発表しました。
小泉農水相:
契約した数量を約束通り流通させることが農水省としての責任だと考えます。引き続き販売を希望する方については、引き渡しと販売の期限を延長することといたします。
小泉農水相は、新たな販売期限は設けないとした上で、「引き渡し後、1カ月以内に売り切る努力をしてほしい」と述べました。
契約した備蓄米のうち、10万トンほどの引き渡しが終わっていないということで、農水省は今後、備蓄米の販売を続けるか、20日までに倉庫からの出荷ができなかった分をキャンセルするか、業者に意向を聞き取ることにしています。
出回り始めた新米について、高値となる可能性が指摘される中、今後の価格動向が焦点となります。