県立岐阜商業は8月19日、ベスト4進出をかけてセンバツ優勝の横浜高校と対戦しました。延長11回のタイブレークの末に勝利し、ベスト4進出を決めました。
県岐商は初回から2アウト2塁のピンチを迎えますが、ライトへの痛烈な打球を、左手の指がない横山温大選手が目いっぱい右手を伸ばしてスーパーキャッチ。甲子園のスタンドを沸かせます。
横山選手の気迫のプレーで流れを引き寄せると、1回裏、3番・内山元太選手がタイムリーツーベース。県岐商が1点を先制します。
4回裏には、2アウト1塁の場面で、初回の守りでビッグプレーを見せた横山選手が初球をレフトへあざやかに流し打ち。そして8番・渡辺璃海選手のヒットで追加点をあげます。
その後は横浜が追いつき、一歩も譲らない展開に。9回を終えて4対4の同点で、試合はタイブレークにもつれ込みます。
10回表に3点を取られ、7対4と3点ビハインドの10回裏に県岐商は、ランナー満塁から6番・小鎗選手が走者一掃のタイムリーツーベースで同点に追いつきます。
そして延長11回裏、2アウト1.3塁から4番・坂口選手がレフト前へのサヨナラヒット。16安打と打ち合いを制した県岐商が、ベスト4進出です。
横山温大選手:
「絶対的王者の横浜高校をいま倒して、まだ実感がないです。すごくふわふわした気持ちで、とても気持ちがいいです。全国制覇を目標にやってきたので、絶対に全国制覇狙って頑張りたいです」
県岐商は21日、準決勝で日大三高と対戦します。