宮城県栗原市の中古車買取会社に、就労資格のない外国人2人を紹介し雇用させたとして、警察は岩手県在住のインドネシア国籍の女を不法就労あっせんの疑いで逮捕した。

逮捕されたのは、岩手県一関市の飲食店に勤務するインドネシア国籍の女(46)。
警察によると、女はおととし6月、何者かと共謀し、就労資格のないインドネシア国籍の男2人を栗原市の中古車買取会社に紹介し、不法に雇用させた疑い。

2人の男はいずれも当時、不法残留状態にあり、すでに起訴されている。

警察は今年6月、この会社の役員であるパキスタン国籍の男を同じく不法就労助長の疑いで逮捕。
捜査を進める中で女の関与が浮上し、今回の逮捕に至ったという。この会社役員もすでに起訴されている。

調べに対し、女は「紹介していない」と容疑を否認している。

警察は、女が不法就労を仲介する“ブローカー”の役割を果たしていたとみて、詳しく調べている。

仙台放送
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