被災地の霧島市では以前から子どもたちに笑顔を届けようと、県内の若者たちによる吹奏楽コンサートが企画されていました。大雨で開催が危ぶまれていたものの、災害を乗り越えて開かれた19日のコンサートは、子どもたちに元気を与えたようです。
霧島市の宮内地区公民館に響く吹奏楽のしらべ。
このコンサートは、子供たちに笑顔を届けようと県内の有志が以前から企画していたたものです。
県内各地の大学生や社会人など若手の演奏家ら20人が、ジャズから最近のヒット曲まで、迫力ある吹奏楽の演奏を集まった地域の子どもたち約100人の前で披露しました。
コンサートでは子どもたちと一緒に音楽を奏でる場面も。
トーンチャイムという楽器の演奏に一緒に挑戦しました。
また19日のコンサートにあわせて、豪雨災害で断水した地域にある児童クラブの子どもたちはこんな素敵なパフォーマンスを練習してきていました。
人気の楽曲でノリノリのダンスを踊り、会場は大盛り上がりです。
コンサートを聴いた児童
「断水(が大変だった)」
「色んな所から水を集めないといけないから、それが忙しかった」
「演奏がすごくかっこ良かった」
「自分たちが踊っている時に来た人たちが手拍子したことがうれしかった」
コンサートを主催・南快治さん
「演奏者がこの(大雨の)事態があっても皆でなんとかしても出ようと頑張ってくれたことが一番感謝したい。また色々な子たちに元気を届けたい」
このグループでは今後も県内各地で同様のコンサートを開き、子どもたちを元気にしていきたいということです。