大雨で被災した人たちに車を無料で貸し出すため、カーシェアを扱う民間団体が19日、鹿児島市で記者会見を開き、車の寄付を呼びかけました。
日本カーシェアリング協会・吉澤武彦代表理事
「今回だけはぜひ寄付という選択肢を選んでほしい」
8月8日に2回の線状降水帯が発生するなど、県央を中心に襲った一連の大雨では、多くの車も水につかるなどの被害を受けました。
そうした中、日本カーシェアリング協会では、車が動かなくなった人や片付けに軽トラックが必要な人らに向けて無料で車の貸し出しを実施しています。
しかし、19日までに県内では363件の申し込みに対して手配できている車は48台とまったく足りない状況。
協会は新たに100台用意できれば困っている人を助けられるとして、協力を呼びかけました。
日本カーシェアリング協会・吉澤武彦代表理事
「一日も早く車を届けたいと思っている。ただ力不足ですぐには届けられない状況なのでぜひ鹿児島の皆さんに力を貸してほしい」
協会は動かない車でも活動資金になるとして、まずはホームページ、もしくは電話050ー5799ー4740から問い合わせてほしいとしています。