長崎県と佐賀県、JR九州のトップによる意見交換が約1年3か月ぶりに行われました。

佐賀県庁を訪れたのは、大石知事とJR九州の古宮社長です。

整備のあり方が決まっていない九州新幹線西九州ルートの「新鳥栖ー武雄温泉間」について、佐賀県の山口知事と非公開で協議を行いました。

トップによる3者協議は2024年5月以来2回目で、財政負担やルートについて北陸新幹線の例を挙げ意見を交わしたということです。

大石 賢吾 長崎県知事
「負担に関しては北陸新幹線を基にという話もあったが、西九州新幹線としてはフリーゲージトレインが断念した経緯もあることを踏まえ、しっかり国にその経緯を踏まえた対応を求めていくことで一致した」

佐賀県 山口知事
「やみくもに進めても後で問題が発生する。ここできっちりと3者でもしフル規格でやるのであれば、しっかり合意をした上でやらなければいけないと申し上げた」

また、協議で大石知事は環境などのアセスメントを行う提案をしたほか、国へ具体的な解決策を求めることで3者の意見が一致したということです。

今後の3者の意見交換については「できるだけ早い時期に実施したい」としています。

テレビ長崎
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