長崎市内の中学生に議会の仕組みを知ってもらおうと「中学生議会」が開かれ、「いじめゼロ宣言」の実現に向け、大人顔負けの活発な議論が交わされました。
長崎市議会の議場で議員さながらに発言しているのは、中学3年生です。
中学生議会は将来の主権者として意識を高めてほしいと行われていて、今回で9回目となりました。
市内35校の代表は通っている地域ごとに東西南北の委員会に分かれ、誰もが笑顔で過ごせる学校にする「いじめゼロ宣言」の実現に向け提案をします。
西部委員会
「いじめゼロ宣言の認知度が低い」
「インパクトを出すためにマスコットキャラクターを作るという案を出しました。」
大人顔負けの活発な議論が交わされ、「中学生議長」が取りまとめたマスコットキャラクター「いじめん」の作成や、学校に来たくなるようなイベントの開催を盛り込んだ議案は賛成多数で可決されました。
北部委員会 琴海中学校3年 柿田 佳遥さん
「いじめゼロ宣言のことについて知ってもらって、近くの人に共有してもらって、少しでも多くの人に広まればいいなと思います」
可決された議案の内容は2025年度、長崎市立の全ての中学校で実践するということです。