80年前の沖縄戦で、旧日本軍が首里城の地下に構築した第32軍司令部壕の発掘調査が、19日から一般に公開されます。
第32軍司令部壕は、旧日本軍が住民や学徒などを動員して首里城の地下に築いたもので、全長1キロ以上に及びます。
2024年11月には、沖縄戦関連の戦争遺跡として初めて県の史跡に指定されました。
作戦室など中枢部につながる「第1坑口」では、2023年から発掘調査が進められていて、これまでに通信施設やシェルターのような避難施設の跡などが確認されています。
県はさらに、施設の構造や第一坑口へとつながるルートを詳しく調べる方針で、調査の進捗などを周知しようと、19日から現場を一般に公開します。
沖縄県立埋蔵文化財センター調査班 羽方誠主任専門員:
発掘調査自体、普段目にすること機会がないと思いますので、まず発掘調査がどういった様子で行われているのかを見ていただきたい
調査現場の公開は、19日から9月中旬までを予定しています。