仙台市中央卸売市場では秋の味覚・サンマの入荷が本格化しています。近年不漁が続くサンマですが、今年は大きく脂が乗っているものが、例年並みの価格で店頭に並ぶ見通しです。
記者リポート
「本格的なシーズンを迎えた、秋の味覚サンマ。今年はサイズが大きく脂乗りが良いものが多く入荷したということです」
8月18日朝、仙台市若林区の仙台市中央卸売市場には、北海道・根室市の花咲港で水揚げされたサンマ、およそ13トンが入荷しました。
今年は海水温の上昇でエサのプランクトンが多かったことなどから、10年ぶりにサイズの大きいものが多いということです。
加えて脂の乗りも良いため、18日の競りでは1キロあたり、平均2000円ほどと、不漁が続くここ数年より高値で取り引きされました。
ご祝儀価格として、こんな値段も。
競り落とした仲卸人
「キロ9万円で競り落としました。ここ10年以上入荷しない大きいサイズなので、ぜひ買ってお客さんに届けたい」
仙台水産遠海部 本郷淳部長
「私たちから見れば『奇跡のサンマ』と言えるくらい大きいサイズのサンマが入ったと思う。脂の乗っているおいしいサンマ。ぜひ塩焼きなどで楽しんでいただけたら」
競り落とされたサンマは、県内のスーパーマーケットなどに例年並みの1匹300円ほどで並ぶ見通しです。