育児休業の取得、家事の分担が求められる中、男性が最も苦手とする家事は料理でした。
暑い夏にぴったりのツナコーンそうめんに、新幹線の形をしたおにぎりプレート。
この料理を作ったのは、苦戦しながらも一生懸命に取り組むパパさん社員です。
14日、人材派遣サービスなどを展開するパーソルホールディングスが開催したイベント「育児パパめし」。
厚生労働省によると、2024年度の男性の育休取得率は40.5%と過去最高を記録していますが、育休を取得しても育児に積極的に関われるかどうかを不安に感じる声も多く上がっています。
そこで今回のイベントでは、普段から料理をしている社員とあまり慣れていない社員がペアを組み、助っ人の力も借りながら子どもが喜ぶ料理作りに挑戦しました。
生後8カ月の子どもを持つ社員:
(料理は)土日メインでやっている。短時間でも栄養価が高いように考えて作るのは大変。勉強になった。
1歳8カ月の子どもを持つ社員:
(料理は)ほとんどというか全くしない。今日を機に作っていきたいと思う。
パーソルの調査によると、男性が家事で最も苦手とするのは料理。
バナナを切る男性は、生後8カ月の子どもを持つ本橋孝昭さん(35)。
1年前に開催された育児イベントでは抱っこひものつけ方を教わっていましたが、今ではスムーズに着けられるほどに上達。
2回目の育休の取得を検討する中、普段あまり取り組めていない料理を学びに来ました。
料理上手な先輩パパのアドバイスを受けつつ、家族が見守る中、野菜パウダーのパンケーキを完成させました。
生後8カ月の子どもを持つ本橋孝昭さん:
食事も自分のできる範囲でこれから作って、夫婦で家事の分担をしていきたいと思っている。(作ったパンケーキは)あんまり味がしないけどおいしいです。
ただ育休を取らせるだけでなく、不安を解消し、より充実した育休期間を設計するための料理教室。
完成した料理はウェブでレシピを掲載し、イベントに参加できなかった社員にも共有します。
パーソルキャリア プロダクト&マーケティング事業本部・金村魁さん:
先輩パパ、先輩ママがどういうものを作っているのかをそれぞれ共有し合うことで、(料理の)悩みも解決できるのではと思っている。(育休を)取ることを目的にするのではなく、取った後どう子供と過ごしていきたいか。そんな活動を増やしていきたい。