今回の大雨によって浸水被害に遭った地域では大量の災害ごみが出され、ごみステーションから溢れるといった状況も見られます。
熊本市でも業者に臨時で依頼して回収するなど、対応に追われています。

熊本市西区にある公園の一角に積まれたごみ。
路上にもごみの山が。

13日は、紙の収集日ということで、回収に訪れた作業員はごみの中から対象のものを見つけ、運んでいました。

一方、中央区坪井では…

【久保田優果リポート】
「通常のごみ置き場はあちらのネットの場所ということでしたが、ごみは水道局の敷地まで積み重ねられています」

ごみステーションに入りきれないごみが、熊本市上下水道局の排水機場まで置かれています。

熊本市では12台のごみ収集車を手配し、約30人の職員が作業に当たりましたが
それでも回収しきれず、残った分は今日も含め数日に分けて回収するということです。

【熊本市環境局 津川正樹 さん】
「水害で被災したゴミが分別されずに出されている状況になっている。中を見ながら燃えるもの・燃えないものを分けながら積んでいる、手間がかかる状況。分けられていると収集作業が効率的に行くからゴミの収集が早く終わる。
分別はきちんとしてもらいたい」

一方八代市でも14日、災害ごみの仮置き場が開設され、初日から多くの車が列を作り最大3時間半の待ち時間が発生しました。

八代市鏡支所に開設された仮置き場には、浸水により使えなくなった電化製品や濡れて重くなった畳など市が受け入れる7品目が次々と持ち込まれました。

一方で災害ごみの受付が八代市内で1カ所だったということもあり、午前中から順番待ちの約1キロにわたる長い渋滞が発生しました。

【ごみを捨てに来た人】
 「3時間くらい待っていた。朝からずっと」

八代市は「被災者の皆様には長時間お待たせしてしまい申し訳ない」と話していて、16日からは八代市新港町3丁目の八代市水処理センターにも仮置き場を開設する予定です。

熊本市では災害ごみの回収について、事前申込をすることで、畳やたんすなどの45リットルの袋に入りきらない大型ごみと、これまで市の回収ではなかったテレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンの家電を無料で回収することとしています。

申込先はごみゼロコール0570-00ー5374です。

ただ災害ごみの回収方法は、自治体によって異なります。
お住まいの市町村のHPなどでご確認ください。

テレビ熊本
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