鹿児島県姶良市の川ではかんがい施設の損壊も確認されていて、広い範囲で水田に水が引けなくなっていることが分かりました。
姶良市によりますと、一連の大雨により水田に土砂が流入したり、のり面が崩れるなど稲作への被害は、市内全域で少なくとも26ヘクタールに上るということです。
また、市が把握している被害とは別に、姶良市の山田川では、複数のかんがい施設が損壊するなどして取水ができない状態になっていることが分かりました。
このため、姶良市の山田地区と三拾町などの水田では広い範囲で水が引けず、農家からは心配の声が上がっています。
農家
「穂が出る時期になるとさらに水が要る。何とか早くできないものかと思うが、(米の生育は)ここまで順調に来たが、こんなことになるとは思いもしなかった」